鼻血について
子供さんの鼻血
幼稚園から小学校低学年に多く、時期は大人が冬に多いのに比べ子どもさんは5月から8月に多く、夜間の出血もたびたびみられます。
すぐに止まる「鼻血」はあまり気にする必要はありませんが、ご心配でしたら、ご相談下さい。
すぐに止まる「鼻血」はあまり気にする必要はありませんが、ご心配でしたら、ご相談下さい。
鼻血の原因
大部分は原因がはっきりしない場合が多いですが、原因が分かっているのもあります。
鼻の病気やけがによるもの
- 副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、外傷、打撲など
全身的な病気が原因となっているもの
- 貧血、出血傾向のある病気(紫斑病、白血病など)
- 高血圧症、動脈硬化症など
鼻血の出やすい場所があります
鼻血の大部分は、鼻中隔の前方にあるキーゼルバッハ部位からの出血です。
この部位は、鼻の入り口から1~1.5cmくらいのところで、血管の表面がほとんど保護されておらず、わずかな傷で簡単に出血します。
間違った鼻血の止血法
あなたはこんなことやっていませんか?
●首筋をとんとんとたたく
これは、鼻血の止血とは全く関係がありません。
●鼻の上部の骨の硬いところを圧迫する
ここを強く押さえても、鼻血はとまりません。
●ティッシュペーパーを詰め込み、何度も取り替える
ティッシュペーパー抜くときにまた傷をつけてしまうため、出血しやすくなり、逆効果です。
また、ティッシュペーパーが血液を吸うため、血液が固まるのをかえって邪魔します。
●仰向けに寝る
顔を上に向かせると鼻血が喉をつたって食道に流れてしまいます。
血液を飲み込むと、胸やけし、吐き気が起こります。
絶対、上を向かせてはいけません。
正しい鼻血の止め方
キーゼルバッハ部位からの出血は、圧迫止血法により比較的簡単に止血できます。
1.椅子に腰掛けさせ、顎を下げて顔をうつむかせる。
椅子がない場合は、頭を高くしてなにかに寄りかかるようにして、顔をやや下に向かせる
2.衣服をゆるめ楽な呼吸をさせる。
3.本人の気持ちを落ち着かせる。
大量に出血を起こすと血圧がストンと下がり、ショックを起こしますが、鼻出血で死に至ることは殆ど無いので焦らずに!
興奮させないようにする。
4.付着した血液を、ぬるま湯に浸したガーゼでふき取る。
口の中の血液は吐き出させてぬぐいとり、飲み込ませない。
5.小鼻の柔らかい部分(キーゼルバッハ部位)めがけて5~10分ほど、指で強く圧迫する。
椅子がない場合は、頭を高くしてなにかに寄りかかるようにして、顔をやや下に向かせる
2.衣服をゆるめ楽な呼吸をさせる。
3.本人の気持ちを落ち着かせる。
大量に出血を起こすと血圧がストンと下がり、ショックを起こしますが、鼻出血で死に至ることは殆ど無いので焦らずに!
興奮させないようにする。
4.付着した血液を、ぬるま湯に浸したガーゼでふき取る。
口の中の血液は吐き出させてぬぐいとり、飲み込ませない。
5.小鼻の柔らかい部分(キーゼルバッハ部位)めがけて5~10分ほど、指で強く圧迫する。